リール

ベルギーとの国境に近いリールは、フランスで最もヨーロッパ的な都市であると言えます。フランドル地方の首都であるリールは、そのおもてなし精神、寛大さそしてフレンドリーな民族性で知られており、欧州連合のアンセムである「歓喜の歌」は、ここでは特別な響きを持っています。

グラン・プラスやリール旧市街を散策したり、Vielle Bourse(旧証券取引所)を鑑賞したりと、リールを探索することは楽しい体験です。リールは文化的な活力、生活の質の高さ、そして陽気な雰囲気が特徴的な都市です。毎年200万人から300万人の人々が訪れる巨大なストリートマーケット「リール・ブラデリー」では、その雰囲気を見ることができます。

料理では、フランドル地方の牛肉料理であるカルボナードや、魚の煮込み料理であるウォーターゾーイなどが有名です。リールは、文化・スポーツ両方において大規模なイベントを開催する伝統があります。Eurobasket 2015、UEFA Euro 2016、2017年世界男子ハンドボール選手権、2014年、2017年、2018年にはテニスのデビスカップ決勝戦の開催を成功させています。

開閉式屋根を備えた超近代的な会場Stade Pierre-Mauroy(スタッド・ピエールモーロワ)は、「Boîte à Spectacles」と呼ばれる特別な機能を備えています。この機能により、ピッチの半分がもう一方の上にスライドしてスタジアムからアリーナに様変わりし、 コンサート、またバスケットボールなどスポーツアリーナに生まれ変わります。